ゆうパック宅配業務委託ドライバーは稼げる?稼げない?きついってホント?評判口コミまとめ!

日本の運送御三家と言われるヤマト運輸、佐川急便、日本郵便。

ヤマトや佐川の仕事の過酷さはたびたびメディアを賑わしますよね。

その2社を凌ぐほどの配送インフラを全国に展開する日本郵便の仕事ってどんな感じなのでしょう?

今回は日本郵便の代表的な宅配サービスである「ゆうパック」を取り上げてみます。

ヤマトや佐川などの宅配と比べて仕事はきついのか?稼げるのか?

検証していきます!

ゆうパック宅配とは?

「ゆうパック宅配」とは日本郵便の郵便事業の中の宅配サービスの総称です。

ゆうパックの運賃はサイズと運送距離で決まりますが、ゆうパックとして扱えるサイズや重さには上限があります。

通常のゆうパックとは別料金にて「チルドゆうパック」「セキュリティゆうパック」代引きゆうパック」などがあります。

基本的には普通郵便物を扱うドライバーとゆうパックの集荷・配送を扱うドライバーは別なようです。

普通郵便物は機動力を最も活かすためにバイク配送が主になり、街中でもよく見かけますよね。

普通郵便で車両を使うのはポストから集荷して郵便局へ運ぶ時と貴重品を扱うケース。

ゆうパック宅配は荷物のサイズ的にバイクでは無理があるので軽4輪での配送を中心に1tバンや2t程度のトラックでの配送になります。

ゆうパックの求人募集は軽4輪での配送が圧倒的に多く、「派遣社員」「業務委託」「アルバイト」と幅広い。

報酬形態も募集局により「時給制」「日給制」「配達個数×単価」といろいろあります。

ヤマトや佐川のような徒歩や台車を使う部隊の募集はされていないようです。

他社の宅配荷物がネット通販系の「B to C」が多いのに比べ、ゆうパックは個人間での「C to C」の荷物が多いのが最大の特徴でしょうか。

ゆうパック業務委託は稼げる?稼げない?

ゆうパックの求人にはいろいろなパターンがあります。

アルバイトの場合は当然短時間勤務のケースがあるので時給制を用いている。

なお繁忙期にはゆうパックだけでなく普通郵便の配達や仕分けの時給制アルバイトも募集があります。

元請けが間に入って求人を出しているケースは日給制の業務委託契約をよく見かけます。

しかし宅配系の仕事は他社と同様に配達個数×単価の完全出来高制が働き方として一番マッチするのか、ゆうパックにおいても一般的な契約形態です。

では収入例としてどれぐらいになるものでしょう?

時給制の場合、エリアや郵便局により若干の違いがありますが、大体時給1,100円前後という感じ。

アルバイトということであまり配達スキルや成果に期待していないのか、最低賃金をちょこっと上回る程度が地域での目安になりそうです。

元請けの下で業務委託としてやる場合は週5日以上で1日8時間が基本条件としているケースが多く、日給は15,000~17,000円の募集をよく見かけます。

配達数ベースの完全出来高制では単価は150円~200円と、こちらもエリアや郵便局によっての違いがあります。

で、結局稼ぎたいならどの報酬形態が良さそう?

まあ時給制は論外になりますが、日給制はどんなに頑張っても1日の上限があり月収の上限もあります。

例えば日給15,000円で月に25日稼働できれば月収は375,000円、日給17,000円ベースなら425,000円となり、あとはここから元請けが手数料等を引くかどうか。

一方で配達数の場合、スキルや労働時間を増やすことで収入は青天井にもなりますが、配達完了できない(不在持ち戻り)場合はカウントされないというデメリットもある。

配達単価150円の契約で1日120個完了できた時の日収は18,000円となり日収制を上回りますが、問題は毎日この完了数が保証されているわけではない。

求人広告上は例によって月収○○万円も可能!と稼げそうなコピーが踊っています。

しかしゆうパックの業務委託での収入は月40万円というのが現実的な目安となりそうです。

もちろん単価や日給というベースの金額が数十円・数千円と変わるだけで見えてくる景色もだいぶ変わります。

最初から稼げる甘い仕事はそうそう無いので、ベース金額を変える・変えさせるスキルを身に付けることが稼ぐための近道になります。

ゆうパック宅配ドライバーはきついの?

普段街中を走っているヤマト運輸、佐川急便、日本郵便といったドライバーさん達の姿を見て、どこが一番きつそうに見えますか?

業務委託で宅配仕事をするドライバーのほとんどが中高年です。

大手の請負では社員と同じユニフォームを貸与されますのでドライバーだけ見ると社員と委託の見分けはつきにくい。

ただ車両を持ち込みでやる場合が多いのでまずそこで見分けることができます。

もう一つ、仕草や行動に社員との違いがでます。

社員は一つ一つの動作が機敏で無駄がないし、1件でどれだけの時間を浮かせようかと荷物を抱えて小走りに移動することが多い。

よく「宅配ドライバーはなぜいつも走っているの?」という質問がありますけど、1件をどれだけ少ない時間で消化できるかが生命線です。

稼げない人はこれができない。

運動不足の中高年が宅配仕事で一定の時間内で数をこなさなければならない状況に直面した時に大いにストレスを感じる部分です。

常に時間に追われ見えないノルマとの闘いはどの宅配仕事も同じ。

ゆうパックだからきついのではなく、宅配という仕事の特性上きついのです。

アルバイトの時給制では会社もさほど期待していないのでマイペースでも確実にこなしていれば文句はいわれない(はず)。

しかし業務委託契約ではやる仕事は同じでもその責任と信頼の重みが違います。

それは仕事を始めてみて気が付くことかもしれません。

その重みを感じたとき、初めて本当のつらさを知ることになる。

口コミや想像で「きつい」と言っているうちはただの戯言に過ぎないのです。

どの宅配の仕事にも「楽」は無いと覚悟しておきましょう。

ゆうパック宅配業務委託ドライバーの評判口コミまとめ!

ヤマト運輸の値上げにより宅配の需要がゆうパックに流れてきたと聞きます。

とは言ってもヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の個人向け配送量は日本においては群を抜いており大勢に影響が出るほどでもない。

どの宅配仕事も楽ではないし、繁忙期にはドライバーをどれだけ囲い込めるかでハードさの度合いが変わるので現場は戦々恐々。

そんな同じような条件なのになぜヤマト運輸の仕事が目立って叩かれるのか?

多少稼げるとしても働かせ方が人を人として扱っているようには見えず、悪しき会社の体質が浮き彫りになっているからでしょう。

今は何でも簡単に比較ができる時代。

企業同士もライバル社の動向を参考にし合っているのでなかなかサービスとか賃金などに差が出てきませんよね。

業務委託でゆうパックをやる優位性は何か?

人によって感じ方は違いますが、イメージとしてB to C の大手の荷物か C to C のゆうパックかという部分に何を想像できるか?

大量生産品を不特定多数にエンドレスに届けるロボット的な大手の宅配か。

人から人へという気持ちが詰まったオンリーワンな荷物を届ける人間味のある(?)ゆうパックの宅配か。

忙しさの違いはこういう扱う荷物の特性も多少影響しているのではないだろうか?

口コミでは運送仕事はどれもどの会社も厳しく言われています。どれが良くてどれがダメという判断ができるコメントを見つけるのは至難の業です。

ゆうパックの仕事に優位性を見い出すとしたら・・・

業務委託のドライバーにも正社員登用の門戸が開かれていることでしょうか。

ただし運送業・日本郵便の正社員になることが正解と言えるかどうか。

それは実際に飛び込んで自分の眼で確かめるしかありません。

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ABOUTこの記事をかいた人

軽貨物の記事作成やコラムならおまかせください! ・大学卒業後丸20年間を広告代理店の営業マンとして過ごしました。 ・40代を不動産・ハウスメーカーの営業マンとして過ごしました。 ・2008年9月からは軽運送業で独立し現在に至っております。 軽運送業と並行してジムのインストラクター他、複業を営んでおりますのでよろしくお願い致します。