社名には創設者の思いや業種の特性等、事業と関連するワードが使われることが多いようです。
「ラポール」という言葉はどこかで聞いたことがありませんか?
ラポールとは「良好な人間関係」というような意味を持ち、介護や福祉関連、対人サービスを主とする社名によく用いられているようです。
今回取り上げる軽貨物委託会社の株式会社ラポールはどんな特徴があるのでしょう?
稼げるのか?稼げないのか?大事な部分を探ってみました。
★コンテンツ
軽貨物ラポールとは
軽貨物ラポールの正式名称は株式会社ラポールです。
2006年2月に設立。
埼玉県越谷市に社を構え、現在は従業員9名と規模は大きくありません。
代表取締役社長は 山形祐二 さん。
冒頭でも触れました社名である「ラポール」は「相互に信頼している状態」「信頼の架け橋」を意味しています。
山形社長の「いろいろな人により多くの架け橋になりたい」という熱い思いが社名にこめられています。
その思いを具体的にどういう仕事・組織で表現していくか?
宅配便・スポット便・チャーター便など軽貨物の世界に特化した総合的なサービスを提供することを事業の柱にすることとしました。
そこには単に物流サービスとしての運送業としての架け橋になることだけではありません。
ドライバーをはじめとした軽貨物に関わる方々の架け橋になるサービス、例えば車両の販売・整備・レンタルなどのサポート事業も行っています。
多くの個人事業主が自前の車両で稼働する中、悩みごとの大半は車両トラブルに起因することが挙げられています。
仕事をする上での根本的な問題にもサポートする姿勢。
それこそがラポールの意味する「相互に信頼している状態」「信頼の架け橋」ということになるのです。
単に仕事を紹介して終わりという、同業者にありがちな心配がないというのが株式会社ラポールの特徴といえましょう。
軽貨物ラポールが稼げる理由とは!
小規模な会社でも案件は豊富。その秘密とは?
①稼げる理由 大手運送会社との提携
ヤマト運輸や佐川急便といった大手運送会社と提携していることにより、1年を通して仕事の量は安定してあります。
とにかく運べば運ぶだけ収入になるという状況は稼ぎたいドライバーには絶対条件であり、それが満たされる環境です。
特にコロナの影響で宅配需要が繁忙期でもないのに爆発しており、軽貨物が稼げる状況にはなっています。
ただし「稼げる」のではなく「稼ぐ」という気概が一番大事なのは言うまでもありませんが・・・
②稼げる理由 車両に関するサポートが整っている
車両トラブルというのは軽貨物の仕事にはつきものです。
自分で直せたり数十分で解決するような軽微なトラブルであればまだよいのですが、実際は自分で解決できないケースが多いのです。
突然の車両トラブルが発生すると、「どこへ相談すればいいの?」「車はどうすればいいの?」とパニックになる方もいます。
軽貨物のラポールでは自社で整備サービスを展開しており、最短での解決が可能。
稼働日が減れば収入も減ります。収入を減らさないことは稼ぐことにも通じているのです。
③稼げる理由 宅配以外にも案件種類が豊富
大手運送会社と提携しているというと宅配仕事ばかりなの?というイメージになるかもしれませんが、案件はいろいろとあります。
例えばスポット・チャーター、企業便やルート便、クール便などなど。
ラポールは車両に関するサポートをいろいろ提供しているとご紹介しましたけど、案件に合った車両を用意することも可能です。
クール便に対応できる冷凍・冷蔵車両も保有しており、案件を取得しています。
また荷室高が1700mmという幌車もありますので、イベント用具や建築資材の運搬にも対応することで受注の幅を広げています。
軽貨物ラポールが稼げない理由とは!
どんな会社にも絶対に稼げると言えない部分があるのも事実です。
ラポールの場合はどうなのでしょう?
①稼げない理由 展開しているエリアが狭い
主な活動エリアが埼玉と都内の一部地域ということで、広がりが今一つという感じです。
稼ぎたい人はエリアを広げてでも活動したい人もいるでしょうけれど、今のところは内弁慶的。
ただ抱えているエリアはしっかり守るという意味では、身の丈に合った事業展開をしていると思うので経営的には堅実でしょうか。
自社の拡張より取引先の信用・信頼は大事です。
②稼げない理由 ネームバリューに乏しい
ローカル中心の活動をしている会社なので一般的には知名度は低い。
新規で仕事を獲得する上ではどうしても知名度のある会社にアドバンテージがありそうです。
既存の仕事がライバル社の台頭などで価格競争等になった場合、稼げなくなる危険性はあります。
良い条件の新しい案件を開拓するパワーがラポールの規模でできるかどうか?
求人が少ないのも気になります。人が定着しているのか案件が広がっていないのか?
③稼げない理由 車両サポートは有料(安いわけではない)
突然の車両トラブルが起きた時には確かに心強いサポートなのですが、金額的には凄くメリットがあるわけでもないようです。
もちろんラポールも事業として車両の販売や整備を運営しているわけで、委託のオーナードライバーだからといって金銭の優遇はあまり期待できないかも。
もし各人で知り合いの整備工場や整備士に頼めるなら、そちらの方がメリットがあったりするかもしれません。
ただし軽貨物初心者であれば最初は金額より対応力を優先にラポールでお世話になった方が間違いはないでしょう。
軽貨物ラポール想定年商!
ではラポールで委託契約すると、どれぐらい稼げそうなのでしょう?
求人例や会社サイトから拾ってみると、宅配関係は配達単価180円となっています。
基本的な業務委託契約は月曜日が固定休となる週6稼働となります(週休2日は応相談)。
勤務時間は8:00~21:00という感じ。この時間内で何個配れるかで収入は変わります。
途中休憩を1時間取るとしておおよそ1日12時間の配送。
ベテランと初心者では配達数に相当の差が出てしまいますが、ここでは初心者寄りに考えてみましょう。
実際は配達数ではなく配達完了数でカウントしますので、初心者では12時間で100個がいいところだと思います。
100個 × 180円 = 18,000円
これが1日の売上。ここからガソリン代等の経費を引いて15,000円としましょう。
15,000円×25日 = 375,000円
これが初心者が頑張っておおよその手元に入る1ヵ月の金額。
ここから駐車場代や保険代、メンテナンスや社会保険料等を引いて稼げると感じるかどうか。
もちろんスキルアップしていけば普通の会社員以上の収入になることも可能です。
どんなサポートをしてくれる?
軽貨物初心者には車両の販売からサポートしてもらえます。程度の良い中古車を常に用意しているので車のない方でもすぐに仕事を始められます。
万が一配送中にトラブルが起きても、社員が現場に駆け付け業務を継続するためのサポートをしてもらえます。
バッテリーやタイヤ交換、板金修繕等、一般的な整備はいつでも受付。
定期的な点検や車検にも対応。その間の代車も用意してくれるので業務に穴を開けずに済みます。
これらは軽貨物の仕事を個人でやっていく上で大きなメリットになります。
口コミ評判!
地域が絞られるため口コミはあまり見かけません。
まあブラックな部分があれば必ず何かしらの口コミがあるでしょうから、そういう意味では可もなく不可もなくという会社でしょうか。
配達単価も一般的ですし大手運送会社の仕事がメインのようですから、大きな問題はないと思われます。
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