Amazonや楽天、メルカリといったネット通販の隆盛により、宅配事業も急成長を続けています。
中でも軽自動車による配送は必要不可欠です。
大手以外にも軽運送業に参入している事業者は数えきれないほどありますが、今回はその中で「桃太郎便(クイックエース)」について取り上げてみます。
他社と比べて何が違うのでしょう?
桃太郎便(クイックエース)の業務委託求人は稼げる?
出典:http://www.mask-ed.com
桃太郎便(クイックエース)は株式会社丸和運輸機関が取りまとめている個人事業主の組織的なものです。
デリバリープロバイダーの一つとして現在は都内と埼玉県内で主にAmazonの配送を手掛けています。
年収720万円保証制度や配達単価ベースで1個あたり200円以上と言われています。
大手やどこかの元請けの下にぶら下がるより好条件のため稼げる要素はありますね。
実際は1日の配達設定数別にいくつかのプランがあり、設定数より多く配達できれば更にインセンティブがつきます。
設定数を下回ると減額が付くため、モチベーション高く仕事ができそうです。
軽運送業の特徴としては、経験を積めば件数をこなせるようになっていくため右肩上がりで収入は増えて行きます。
最初のうちは思うように稼げなくても我慢強く続けていくこと。
「継続は稼ぎなり」 です。
桃太郎便(クイックエース)は稼げない?
宅配の報酬というのは、配達に回った件数ではなく配達完了した件数に対してカウントされます。
一般的に不在の確率は約20%と言われており、設定数の20%増しの配達数を実行することが目標数に到達する目安です。
100個達成するには120個配達するようなイメージ。
ただクイックエースでは拘束時間9時間(労働時間8時間)が1日のMAXとしてルール化されています。
時間内で何個配達できるかが1日の収入の限界となりそうです。
8時間で120個配達して100個完了というのは決して優しい数字ではありません。
もう少し単価が安くても1日数時間余計に働ける仕事と比較してどうでしょうか。
でも例え80個しか完了できなくても、決して「稼げない」とは言えないのでは?
桃太郎便(クイックエース)の手取りは?
個人事業主として委託契約で仕事をする場合、ガソリン代や保険・メンテナンス・駐車場代等の経費は自分持ちとなるのが普通です。
桃太郎便(クイックエース)の契約もそうなります。
それら経費を全部差し引いた金額が手取りとなります。
基本プランの中に1日90個20,000円という契約があるようですが、最初はこのぐらいがスタートとなるでしょう。
このプランを月25日達成できたとしておおよその1ヵ月分の手取りを考えてみると。
- ガソリン代が2万
- 駐車場代が1.5万
- 保険関係が1.5万
- 車検やオイル交換他のメンテ平均で1.5万
- クイックエースのネットワーク関係の会費等で0.5万、
- 個人の社会保険関係で約4万
月収50万 - 諸経費計11万 = 39万円!
いかがでしょうか?普通の会社員と比べても遜色ないですね。
上位のプランに移れば更に収入を増やすことも可能になっていきます。
稼働日を1日減らすと手取りが2万減るイメージで、ライフワークバランスを考えてみることもできます。
桃太郎便(クイックエース)口コミや評判をまとめてみた!
軽運送業全般の評判・口コミは悪く書かれていることがほとんどです。その大半は「稼げない」に関するもの。
稼げるという基準は個人差があります。
私個人の考えでは「稼げない」のではなく「稼がない」という感じが強くします。
出来ることをやっていない結果が叩かれている。
桃太郎便(クイックエース)に関しては稼げる云々より、デリバリープロバイダーとしての品質に関する口コミが圧倒的に多い。
「時間指定したのに時間通りに届かないどころかその日に届かない」
「連絡も無くメタ―ボックス内に品物が置いてあった」
「問い合わせの電話がいつかけても繋がらない」
‥などクレームの嵐となっています。
肝心な収入や労働時間に関するコメントを見つけることすら困難な状況です。
口コミというよりクレームが殺到しているのは企業としては問題。
ネット上の袋叩きはもはや常習化していますので桃太郎便に限ったことではありませんが、やはり「求人・応募」という観点でマイナスに作用することは間違いないでしょう。
品質へのクレームということは、ルールやサービスを管理できていない組織と見られてしまいますので、そこで働こうとする者にも支払いや労働時間に不安を感じさせてしまいます。
「2020年までに車両台数10,000台を目指す!」と社長が大風呂敷を広げた反動か、組織の拡大化を急ぎ過ぎた結果が口コミ・評判に表れている。
もう少しサービスやドライバーの品質を向上させることに力を入れていけば、そこそこ稼げる仕事として社会から認められる素地はあるはずです。
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